[作品解説] サタポ、「Electone Music Lesson Vol . 1」をリリース!
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作品解説

昨年発表した"Satapo's Pancake Repair (通称「ლ(╹◡╹ლ) サタポのかわいいパンケーキ修理工場」)"には、"Cicada"や"Hypnotized"のような、電子音の音色の変化や拍の変化、長短、強弱でフットワークのポリリズムを解析しようとしたトラックと、"Le Vie En Rose" "Bloodless" "Mappo"のようなほぼ肉声のみによって、音程やテンポの揺らぎによるフットワーク特有の浮遊感の生成を試みたトラックが同時に収められました。同アルバムには他にも異なる手法で、同様の成果を目論んだトラックが数曲あります。後付けではありますが、これは手法(入口・経路)が異なるもの同士が、混沌としたアルバムに放り込まれ、最終的に同じ地点に到達することをひとつのテーマとしていたといえます。



続く"Construct e.p."においては、コンセプトではJuke/Foowokのフォーマットを通してロシア構成主義を俯瞰したわけですが、実際には、サンプリングを極力控えた異なる2種類のトラックのパーツを交換し、4種類のトラックに増殖させることで、出所が異なるビートの組み合わせによるアルゴリズムの汎用性をシンプルに楽しんだ作品となりました。



翻って、今年1月末に発表しました"†he Revers(以下略、通称「ギョギョギョ」)"においては、Post Punk、New Wave、Kraut Rockなどの古いレコードの断片でJuke/Foowokを構築する、所謂、当時の録音技術でしか記録できない音色そのものが持つ独特の揺らぎをもってフットワークを構築することに着手しました。これは、過去にも"Snack e.p." "Bloodless e.p." "Mystic Island"等の一連の作品で同様に試したやり方です。



これらの製作過程でふと沸いた興味。では「ギョギョギョ」の手法を反転させ、「ლ(╹◡╹ლ) サタポのかわいいパンケーキ修理工場」の課題に遡り、調律されていない「肉声」の音階やテンポの揺らぎを、エレクトーンなどの電子楽器でトレースすることで、そこで何が起こっているのかを調査し、分離やクオンタイズを拒否する「律動の原石」とも称すべき明滅する因子と因子の周期運動が反復と変化の中で生み出している現象を、エッセンス培養し抽出することはできないかと、さらなる探求を試みたのが"Electone Music Lesson Vol.1"です。これはもちろん数学で生み出されるグラフ図形を元に、縦軸を音高、横軸を時間と見做し音響の変化を綴る形で作曲するというヤニス・クセナキスの音楽理論を、作曲方法における肉声への完全な追従によるJuke/Footworkの構造解析に投影した考えとなります。



このエレクトーン教室の生徒はほかならぬSatanicpornocultshop自身なのですが、私達なりのJuke/Footworkという音楽への尽きない興味が、一つ振り出しに戻ったようなものと捉え、今後の愉しみとして続けていきたいと考えています。

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Posted by helen
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