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Posted by helen
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ニュージャージーからHarpoon Foreverのニューリリース&インタビュー
nejiでは、アメリカはニュージャージーのインディーバンドHarpoon Foreverの5曲入りEP"Maya Angelou EP"をリリースしました。"Maya Angelou""Summer Vacation"の2曲に加え、orionza, Hotentot Apron, Satanicpornocultshopによるremixを収録しています!

neji-117.gif
Harpoon Forever - Maya Angelou EP (neji-117)
Punk/Grange/Rock from New Jersey.

■Tracklistning
1) Maya Angelou, original version by Harpoon Forever
2) Maya Angelou,
New Jersey Magical Tax-Free Supermarket Tour Mix by orionza
3) Summer Vacation, original version by Harpoon Forever
4) Summer Vacation, remix by Hotentot Apron
5) Summer Vacation, cover by Satanicpornocultshop

produced by Harpoon Forever
1) additional remix production by orionza
4) additional remix production by Hotentot Apron

neji-cdr117, nunulaxnulan 2011
http://nunulaxnulan.biz

Harpoon Foreverは2010年の夏に結成されたニュージャージー州のラザフォードで活動するロケンロールバンド。メンバーはギターとボーカルのAlex Goldstein、ベースのDanny Arakaki、ギターのTom Malach、ドラムとボーカルのDerek Spaldoの4人。グルービーでメロディアスですが、ロックのカテゴリーから逸脱することを恐れない自由な音を出してはります。これまでに2枚のシングルをデジタル配信、及びオハイオのGuided by Voices のトリビュートアルバム"Guided By Guided By Voices"に参加。ここでは日本の皆さんに彼らを紹介するため、サタポのughがギターとボーカルのAlex Goldsteinにいろいろインタビューしてみました。

■ご注文はこちら:ヌヌヌン☆ショップ



HarpoonForever03.jpg

Harpoon Forever interview (聴き手: ugh)

- 久しぶりにというか、ウサマビンラディンが4度目、2年ぶりに死亡しましたね。ニュージャージーではどんな感じで受け止められていますか?

Alex よくわからないけど何か変な感じですね。もともとの「対テロ戦争」はアル・カイダを根絶する原案だったのに、いつの間にかだんだんかけ離れて行ってるし、911テロから数年後ならともかく2011年ですからね。どう受け止めていいのかわからないのが本当のとこじゃないでしょうか。重要性はわかりますがいまひとつ喜ぶ気になれない。ビンラディン殺害のニュースが流れた直後、ツイッターで「サダム・フセインがイラクで殺されて、すべてが丸くおさまったときを思い出すぜ」って誰かが皮肉をつぶやいたのを見ました。確かに、お祝いに直行してる人たちもいたけどそれはごく一部の人々。それよりこの事件がなぜ起こったか、そしてこれから何が起こるのかを考える方が重要じゃないかっていうのが多くの人の受け止め方ですね。

- 陰謀説も多いし、何まで奇妙な事件ですからね。911テロから派生したイラク戦争や経済破綻を思うとみんなうんざりしているのかもしれませんね。僕はLily Allenの誕生日との関連を疑っていると言おうとしたのですが、やめときます…。では、次の質問。Harpoon Foreverのライブはかなり楽しそうなんですが、いつもどんな感じなんですか?

Alex それはもう、僕らにとってライブはむちゃくちゃ重要です。ライブは音楽に新しい要素がふきこむまれる特別な空間です。アレンジ変えたり、インプロビゼーション、歌のフィーリングを変えたり。人間が成長するように、私たちの音楽も共に成長していくんです。僕自身にとってもそれは大切なことです。僕は、いつもWill OldhamやLeonard Cohenのような、その時々で彼らが感じるままに演奏方法やメロディーや歌詞が変化していく音楽が好きです。特にFiery Furnacesのライブにむちゃくちゃ影響されましたね。彼らのライブは、もうライブでしかありえない音楽で、アルバムに入ってるバージョンとは別物に変化し、それにより新しい解釈をもたらし、ますます完全なものに高められていくんです。

- 例えばDJがミックスする時でさえ、既存のレコードであってもクラブの空気によって新しい解釈が吹き込まれることがありますよね。ライブを見に来たお客さんの反応も演奏に新たな関係を吹き込むこともありますよね。では、あなたたちの音楽についてお聞きします。今度、nejiからリリースする2曲、"Maya Angelou"と"Summer Vacation"、これらはそれぞれ何について歌っていますか?

Alex "Maya Angelou"は2つのパートで構成されています。 最初のパートは友情、はじめはそうでもないけどやがて強く結びついていく友情を歌っています。2つ目のパートは、僕がニュージャージーの学校で過ごした一年間に関すること。ちょうどバラク・オバマが大統領に選出されたときのことです。僕は、選挙の後の日に朝早く街に入ったのを覚えています。そして、ニュージャージーに住んでいた人々のムードが大きく転換して行くのを感じました。まるで寒い11月の気候が6月に一瞬に変わったようなね。これは別にバラク・オバマへの賛歌ではなくって、そんなフィーリングの転換に関する歌です。例え短い期間であっても、人々と世界に訪れたある種の分岐点についての歌です。

Alex "Summer Vacation"は何かが起こるのを待つことについて歌っています。いつ起こるのか、何が起こるのかもわからない。テクノロジーなしではやっていけない程、日常生活の中でそれが大きな位置を占めてくる、決まりきった日常をやり過ごしていく中で、そんなわくわくした気持ちは自分の人生を考える基準になると思います。それが"trapped n a scrambled movie "とか" in a casket held together (yet not too tightly) with gum"といった歌詞のアイデアになってます。たぶんこれは、若い人がそんなことを考え始める、ある種の"思考の芽生え"を促すような歌かな? "I know a girl who's cool at my school"ってまじないみたいに何度も繰り返してますけど、それはまあ、なんていうか、ひとつの例というか、僕の与太話というか。

- 要するにクラスにむっちゃ可愛い女の子がいてわくわくしてたわけですね。あなたの夏休みに何かが起こったことを信じときますわ。では、ここでHarpoon Foreverの"Maya Angelou EP"からタイトル曲「Maya Angelou」をお聴きください。



- まじでこの曲かっこいいですわ。orionzaは楽しんでremixしたと思います。曲作りではどんなアーティストに影響されてきましたか?

Alex 最初、Harpoon Foreverというバンドをやろうと思ったとき、Beat HappeningなどのSarah Records系のシンプルで音数の少ないサウンドをやりたいと思っていました。その時は僕とギターのTomだけだったから。でも、ドラムのDerekとベースのDannyが参加すると、グループが完全なロックンロールバンドのセッティングにシフトしていきました。手本にしたバンドは沢山ありますよ。Fairport Conventionのレコードは聴きまくりましたね。それからローリングストーンズやT.Rexなどを再解釈することで私たちのサウンドを固めていきました。それからThe ByrdsやNeil YoungはLilys、The Royal Trux、SilkwormやThe Silver Jewsと同じくらい重要。またPavement、特にStephen Malkmus & The Jicksのレコード、ゆらゆら帝国、Bonnie "Prince" Billy、The Misfits、Jim O'Rourke、Thelonious Monk、Jerry Reed、The Grateful Dead、Cream... 僕らは多くの時間を音楽に費やし、そしてここに名前を挙げきれなかったもっと沢山のアーティストの系譜を自分たちの音楽に取り込んでいると思います。

- 今、話してくれた殆どのアーティスト達に僕自身も大きな影響を受けてますわ。僕の場合は直接彼らのレコードをサンプリングして本当に取り込んでしまってるわけですが。とにかく、あなたもレコードが大分好きみたいですね。では、mp3やflacのようなジャケットやケースのないデジタル音楽の形態についてどう思いますか?

Alex 僕、レコードが大好きですからね。今、マイケル・チャップマンの "Fully Qualified Survivor"の復刻盤を手に入れたばかりなんです。 彼は僕の通っていた学校のあるニュージャージー州のニュー・ブランズウィックにあるバーやレストランで演奏をしていました。彼のライブは考えられる限りマジで最高で、あれを体験できた僕は本当にいろんな意味でハッピーだった。でも、新しくプレスされたバイナル盤に針を落とし、その驚くべき音を聴けるのは何ものにも代え難い"ご馳走"ですね! ふだんは殆どの音楽をmp3プレーヤーで聴いていますが、レコードを聴いて「ああ」とうなる瞬間を野外を歩きながら味わうことができます。それは僕の心をクリアにしてくれたり思考をはっきりさせてくれる。 mp3は音質を低下させるかもしれませんが音楽と共に歩き回ることができるのは凄いことだと思います。ケースのない音楽はリスナーにそんな創造性と自分自身で何らかのケースを形成するチャンスを与えてくれます。それはそれでなかなかのもんですよ!

- なるほどそういう考え方もあるのか! 確かにその通りですね、その自由度が新しい創造のチャンスとなるならその変化の中に飛び込んで行く価値はありますね。僕はmp3に否定的だったんですが、いささかノスタルジックだったのかも。では、あなた自身の創造性についてお聴きします。バンド以外の形態で芸術をやろうとは思いませんか?

Alex 僕は映画を撮ろうと思ったことがあります。またコラージュ作品をいくつか製作したことがあります。でも音楽が僕がどんな種類の芸術にもアプローチできる最も良い方法でしたね。なんでそうなのかはわかりませんが、とにかく本当に音楽を楽しんでいます。ドラムのDerekはパフォーマンスアートやJohn Cageのインターメディアの思想、Phill Niblockが行った科学と食物間における分子料理法などに興味があって、彼の影響でライブと映像という別々のフォームを1つのアイデアに結合させたりしてバンドが抽象的な方向に向かうこともあります。でもおかげで僕らは異なった局面を音楽にとり入れることができます。

- 僕はHarpoon Foreverの音楽にユーモアの要素も大いに感じ受けてるんですが、あなたはいい音楽の条件て何だと思いますか? ユーモアって重要だと思いませんか?

Alex アレンジや歌の中のある種のユーモアは新しく前向きな力をマテリアルにもたらすことができると思います。人生も同じですよね。Bonnie "Prince" Billyのアルバム"Greatest Palace Music"に入ってる"I Send My Love to You"であひるがガーガー鳴いてるのや、Lou Reedの"The Blue Mask"の"Average Guy"で彼の体温について喋っているのは、ちょっと心をくすぐるユーモラスな音楽の瞬間です。R. Kellyなんかは彼の歌の全体のメッセージを通り越してユーモアを感じさせてくれるベストな人物ですよね。彼の2009年の"Untitled"っていうアルバムの2曲目はマジで僕にとっては傑作ですよ。"Number One"、"Religious"そして"Pregnant"なんかは毎回、聴く度に思わず笑ってしまう瞬間が何回かあるんすけど、それはその音楽の本当の凄さとは別の話なんですけどね。"I Love the DJ"っていうアルバムの曲なんかも、無意識に頭の中でぐるぐる鳴ってることがあるくらい面白いんですが、とにかくお薦めです!

- その感覚はよくわかるというか、僕はそういう音楽の聴き方しかしてないかもしれませんわ。それじゃ、今後の予定なんか教えてください。

Alex ありがたいことにサマータイムがやってきます。学校やら何やらから解放されてバンドの練習やレコーディングに専念できます! 次のEPのために既にいくつかのアイデアがあるんですが、いいレコーディングにするためにもそれをもっと煮つめたいです。 もちろんライブの予定もいくつかあります。ニューヨークだけでなくフィラデルフィア、ボルチモア、ワシントンDCでライブしたいですね。それから僕ら生まれたのニュージャージーでもっとライブをやりたいです。それから、冬に制作したHarpoon Foreverのプロモーションムービー(http://vimeo.com/18859052) が結構、好評だったので、もう一本作るつもりです。

- いいなあ、学生さんは。とにかく、今日はどうもありがとう!

Alex こっちこそ、ありがとう!

Harpoon Forever Promo Film from Derek Spaldo on Vimeo.

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| orionza, RSS 2.0 | 2011.05.17 00:34 |
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